5日、第8回輸入博の国家展コロンビア館で、コーヒーを味わう出展者(左)とメディア関係者。(上海=新華社記者/任鵬飛)
【新華社ボゴタ11月7日】中国上海市で5日開幕した第8回中国国際輸入博覧会に中南米唯一の主賓国として参加するコロンビアは、企業二十数社が国家館に出展したほか、コロンビア中国投資貿易商会が中国企業と共同で複数のイベントを開催する。輸入がテーマの世界初の国家級博覧会である輸入博は、中国のハイレベルな対外開放の揺るぎない拡大の歩みを象徴しており、コロンビアを含む中南米諸国にも新たな発展の機会をもたらしている。
コロンビアにとって中国は長年にわたり第2位の貿易相手国で、中国にとってコロンビアは中南米で第5位の貿易相手国となっている。2024年の両国間の貿易額は前年比13・1%増の1496億3千万元(1元=約22円)となり、両国間の経済・貿易往来の原動力の強さと潜在力の大きさを示した。コロンビア貿易投資観光促進機構のニコラス・メヒア副局長は、中国市場の巨大な規模と消費高度化への需要が、コロンビアの経済発展にかつてない機会をもたらしていると語った。
5日、第8回輸入博の国家展コロンビア館で、コーヒーを試飲する人たち。(上海=新華社記者/樊雨晴)
中国とコロンビアは今年5月、コロンビアの「一帯一路」構想参加を含む重要な協力文書に調印した。コロンビア外務省はこれを「歴史的な一歩」と呼び、両国の投資・技術協力、持続可能な発展に新たな機会をもたらしたと評した。
今年は中国とコロンビアの国交樹立45周年に当たる。両国の協力の質とレベルの向上は、戦略的パートナーシップのさらなる深化と充実を促すだけでなく、中国・中南米協力がより質の高い発展へ向かう新たな構図を映し出している。(記者/李子健)