
海口市にある海口国際免税城の夜景。(海口=新華社記者/楊冠宇)
【新華社海口10月30日】中国海南省の関係当局はこのほど、同省で実施されている「離島免税」ショッピング制度について、11月1日から新たな調整を行うと発表した。対象品目や対象者を拡大し、ショッピングの利便性を高めることで、制度の効果を一段と引き出し、消費者の多様なニーズに応えることを目的としている。
今回の主な調整は「一つの新設」と「三つの最適化」からなる。新設項目として、従来の45分類に加え、ペット用品と携帯可能な楽器の2分類を追加し、一部カテゴリーの範囲も調整、拡充する。
23日、海口市の海口日月広場免税店で買い物をする人。(海口=新華社記者/郭程)
三つの最適化措置は①6種類の国産品の離島免税店での販売許可②制度の対象を「海南島を離れる国内旅行者」から「海南島から出境する旅行者」に拡大③島内居住者は年に1度島を離れれば、その年は回数制限なく「購入後の即時受け取り」方式で免税品の購入可能-とした。
ビザ免除措置の継続的な最適化に伴い、今年の同省の出入境者数は前年同期比22・4%増の延べ200万人を超えた。出境旅行者を新たに対象に含め、国産品の免税販売を認めることで、外国人観光客のショッピング体験が向上するほか、国産ブランドの海外展開にも新たな販路が開かれる。(記者/呉茂輝)