
中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京10月30日】中国商務部の何咏前(か・えいぜん)報道官は30日の記者会見で、中国の米国産大豆購入の見通しやレアアース(希土類)輸出規制の停止などに関する質問に答え、クアラルンプールでの中米経済・貿易協議は前向きな成果を上げたとし、米国と共に合意を実行に移すことに期待を示した。
何報道官は次のように述べた。商務部はすでにクアラルンプールでの中米経済・貿易協議による共同取り決めに関する情報をウェブサイトで公表し、協議の主な成果と合意内容を説明した。これは中国の海運・物流・造船業に対する米通商法301条措置、「対等関税」の一時停止期間延長、フェンタニル関税と取り締まり協力、農産物貿易、輸出規制などの分野にわたる。
クアラルンプールでの中米経済・貿易協議が前向きな成果を上げたことは、両国首脳の戦略的リーダーシップの下、双方が対等、尊重、互恵の精神にのっとり、対話と協力を通じ、問題の解決策を見いだせることを十分に示している。経済・貿易協議の成果は容易に得られたものではない。中国は米国と共に実施に取り組み、中米経済・貿易協力と世界経済により多くの確実性と安定性をもたらすことを期待している。