中国青海省の貿易額、１～９月は４５・２％増　伸び率全国１位

西寧を出発するカザフスタン・アルマトイ行きの中亜班列。（２０２４年６月３０日撮影、西寧＝新華社配信）

　【新華社西寧１０月２９日】中国青海省西寧税関が２７日に発表した同省の１～９月の貿易額は前年同期比４５・２％増の５３億５千万元（１元＝約２１円）、うち輸出は８０・９％増の４７億４千万元、輸入は４２・５％減の６億１千万元だった。貿易額と輸出の伸び率はいずれも全国１位となった。

　輸出入実績のあった企業数は１３・０％増の２０８社だった。うち民間企業は１９３社となり、貿易額が６７・９％増の４７億元で全体に占める割合が８７・８％に上り、貿易全体の伸び率を５１・５ポイント押し上げた。国有企業は２７・７％減の６億３千万元、外資系企業は３７・８％増の２３５９万元だった。

　貿易相手は１１２カ国・地域だった。「一帯一路」共同建設国との貿易額は６２・９％増の４４億２千万元で全体の８２・７％を占めた。

　「新三様」（新たな定番３品目）と呼ばれる新エネルギー車（ＮＥＶ）、リチウムイオン電池、太陽光発電製品の輸出額は８・６倍の２３億５千万元で輸出総額の４９・５％を占め、輸出全体の伸び率を７９・２ポイント押し上げた。うちリチウムイオン蓄電池は１０・１倍の２２億元、太陽光発電製品は２・８倍の１億５千万元だった。農産物の輸出額は５２・８％増の５億９千万元となり、伸び率は９カ月連続で全国首位となった。

　輸入品目別では、農産物が４７・６％増の３億２千万元で輸出総額の５２・０％を占めた。うち肉類は９・０％増の１億５千万元、水産物は６３・２％増の７６０９万１千元、ドライフルーツ・果物・ナッツ類は１８・８倍の５９０８万２千元。化粧品・トイレタリー用品は９４・６％増の１３８４万９千元、多結晶シリコンは７５・２％減の４７９３万１千元となった。