王毅氏、茂木敏充外相と電話会談

王毅氏、茂木敏充外相と電話会談

新華社 | 2025-10-28 19:16:32

 【新華社北京10月28日】中国の王毅(おう・き)共産党中央政治局委員・外交部長は28日、日本の茂木敏充新外相と電話会談を行った。

 王氏は茂木氏の外相再任に祝意を表し、次のように表明した。中日両国は互いに重要な隣国で、中国の対日政策は一貫性と安定性を保っている。日本と共に、引き続き中日間の四つの政治文書で確立した原則と方向に基づき、戦略的互恵関係を包括的に推進し、新時代の要請にかなった建設的で安定した中日関係を構築していきたい。

 王氏は次のように述べた。中国は日本の新内閣が発した幾つかの前向きなシグナルに留意している。ハイレベルの交流は中日関係の発展に重要な意義を持つ。日本の新内閣が対中交流の「第一歩」を着実に踏み出し、「最初のボタン」をしっかり掛けることを希望する。歴史問題と台湾問題は両国関係の基礎と双方間の基本的信義に関わる。日本が中国と共に、中日関係の政治的基礎をしっかりと守り、両国関係を正しい方向に沿って引き続き改善し、発展させることを望む。

 茂木氏は次のように表明した。現在の国際情勢は大きく変化し、日中両国はますます大きな国際的責任を担っている。中国は日本の重要な隣国であり、高市首相は日中関係を非常に重視している。日本はこれまで、中国とのデカップリングやサプライチェーンの断絶を意図したことはない。双方が各レベルの往来を強化し、互恵協力を深め、意見の相違を適切に処理し、建設的で安定した戦略的互恵関係を包括的に推進することを希望する。

 双方は2国間関係の具体的な問題についても意見交換した。

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