16日、チリ・コピアポで撮影した中国製NEVバス。(コピアポ=新華社配信)
【新華社コピアポ10月23日】チリ北部アタカマ州の州都、コピアポは現地時間16日、中国製新エネルギー車(NEV)バス121台の運用を開始した。これにより、南米で初めて路線バスの全面電動化を実現した都市となった。
運用を開始したNEVバス121台はコピアポの主要道路を走る12路線に投入される。車両はバリアフリー設備、エアコン、充電用コンセント、Wi-Fi、防犯カメラなどを備え、さまざまな決済方式に対応できる電子料金徴収システムを搭載している。
アタカマ砂漠に位置するコピアポは生態系が脆弱で、鉱業が経済を支えているため、粒子状物質による大気汚染が深刻となっている。NEVバスの導入は大気汚染を軽減し、市民の生活の質向上に役立つとみられる。
16日、チリ・コピアポで中国製NEVバスを紹介する運転手。(コピアポ=新華社配信)
16日、運用開始式で記念撮影する人々。(コピアポ=新華社配信)
16日、運用開始式であいさつするチリのムニョス運輸・通信相。(コピアポ=新華社配信)