ジャカルタのハリム駅のホームで、乗客を迎える乗務員。(6月19日撮影、ジャカルタ=新華社記者/岑雲鵬)
【新華社ジャカルタ10月20日】インドネシアの首都ジャカルタと西ジャワ州の州都バンドンを結ぶジャカルタ・バンドン高速鉄道が17日、開業から2周年を迎えた。利用者数は延べ1200万人、1日の利用者数は最も多い時で2万6700人に上り、動車組(動力分散式列車)の安全運行距離は累計565万キロを超えた。中国の国有鉄道会社、中国国家鉄路集団が明らかにした。
利用需要の持続的な増加に伴い、1日の運行本数は当初の1日14本からピーク時の62本まで増えた。
グリーン(環境配慮型)で低炭素な移動は、同鉄道の重要な特徴となっている。インドネシア大学の研究によると、同鉄道が旅客1人を1キロ運ぶのに排出する二酸化炭素(CO2)の量は6・9グラムに過ぎず、化石燃料乗用車の水準を大きく下回っている。
中国とインドネシアが協力して建設した同鉄道は、全長142・3キロ、時速は最高350キロ。ジャカルタとバンドン間の所要時間を3時間余りから46分に短縮し、インドネシアの人々にとって、安全でグリーンかつ効率的で快適な移動手段となっている。