発見された炭化アズキと現在のアズキ。(済南=新華社配信)
【新華社済南10月15日】中国の山東大学や山東省文物考古研究院など複数の機関が共同で結成した国際チームがこのほど、同省淄博(しはく)市にある新石器時代に属する小高遺跡で約9千年前の炭化したアズキを発見した。国内でこれまでに発見された炭化アズキより4千年古く、アワ類と豆類を中心とする乾地農業システムを9千年前まで遡るものとなった。同成果は国際学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」で発表された。
この発見により、約9千年前にすでにアズキの採集や栽培が始められていた可能性が示された。(記者/張昕怡、張力元)
空から見た小高遺跡。(ドローンから、済南=新華社配信)
小高遺跡の発掘作業現場。(済南=新華社配信)
発見された炭化アズキと現在のアズキの子葉。(済南=新華社配信)
現場で発掘作業を行う考古学チームのメンバー。(済南=新華社配信)
アズキの分析を行う考古学チームのメンバー。(済南=新華社配信)
走査型電子顕微鏡が映し出した炭化アズキの画像。(済南=新華社配信)
小高遺跡で発掘作業を行う考古学チームのメンバー。(済南=新華社配信)
小高遺跡で発掘作業を行う考古学チームのメンバー。(済南=新華社配信)
小高遺跡で植物の遺物が採集された場所。(済南=新華社配信)