6日、ドミニカの首都ロゾーで新華社のインタビューに応じるバートン大統領。(ロゾー=新華社配信)
【新華社ロゾー10月12日】ドミニカのシルバニー・バートン大統領はこのほど、首都ロゾーの大統領府で新華社のインタビューに応じ、中国北京で開かれる世界女性サミットへの期待を語り、女性の地位向上と生活改善における中国の経験を学びたいとの考えを示した。
「習近平(しゅう・きんぺい)国家主席が一貫して女性事業のために発言し、女性のエンパワーメントと世界の女性の発展を推進してきたことに感謝したい。『北京宣言』と『行動綱領』の発表30周年の節目に開催される今回のサミットは、女性事業の歩みを改めて振り返る機会となる」
バートン氏は、北京で間もなく開かれる世界女性サミットに参加することを楽しみにしているとし、世界の女性のさらなる発展について議論するだけでなく、女性の地位向上と生活水準の改善における中国の実践・経験を学ぶこともできると期待を示した。
7日、ドミニカの首都ロゾーにある中国・ドミニカ友好橋。(ロゾー=新華社配信)
2023年にドミニカ初の女性大統領に就任したバートン氏は、1995年の第4回世界女性会議で採択された「北京宣言」と「行動綱領」がジェンダー平等と女性のエンパワーメントに関する国際社会の積極的な行動を力強く推進したと指摘した。
中国の取り組みについては、長期にわたって社会的資源が女性に行き渡るよう支援し、女性の自己実現や生活水準の向上、起業能力の強化を助け、教育などの面で女性をしっかり支えてきたと評価した。
「中国は多くの分野で豊富な発展経験を蓄積しており、女性のエンパワーメントや生活水準の改善をいかに実現するかを示すことができる。女性は就業の機会を得ただけでなく、国際的な舞台に進出し、さまざまなレベルの交流や活動に参加している」
5日、ドミニカの首都ロゾーにある中国・ドミニカ友好病院。(ロゾー=新華社記者/杜彦琴)
バートン氏はまた、中国がドミニカで実施した支援プロジェクトは、住民の生活を改善しただけでなく、女性が活躍するより大きな空間を切り開いたと述べた。中国・ドミニカ友好病院は妊産婦の医療条件を改善し、分娩をより安全にした。中国・ドミニカ友好橋やロゾー-ポーツマス間の道路は移動効率を高め、女性の教育や就業、社会活動への参加を促した。中国の援助で建設された住宅は、先住民女性の居住条件を改善している。
バートン氏は、今回の世界女性サミットではさらに多くの先進的な経験を学び、実現可能な解決策をドミニカに持ち帰り、女性のエンパワーメントとジェンダー平等の推進を続けたいと語った。「世界は絶えず変化しており、私たちもたゆまず見直しと改善を続ける必要がある。サミットの成功を心から願っている」
5日、ドミニカの首都ロゾーの風景。(ロゾー=新華社記者/杜彦琴)
6日、ドミニカの首都ロゾーで新華社のインタビューに応じるバートン大統領。(ロゾー=新華社記者/杜彦琴)