中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京10月9日】中国商務部は9日、デドローン・バイ・アクソンやテックインサイツなど14の外国企業・団体を「信頼できないエンティティーリスト」に追加したとの同リスト作業部会の公告を発表した。
公告によると、これらの企業・団体による中国に関連した輸出入業務への従事と中国での新規投資が禁止される。中国国内の組織および個人はこれらの企業・団体との取引や協力、特にデータの送信や機密情報の提供が禁止される。
商務部の報道官は次のように表明した。ここ数年、デドローン・バイ・アクソンやテックインサイツおよびその支社などの外国事業体は、中国の強い反対を顧みず、台湾地区とのいわゆる軍事技術協力を進め、中国に関する悪意のある発言をし、外国政府による中国企業抑圧に加担している。こうした行為は中国の国家主権、安全保障、発展の利益を著しく損なっている。
中国は「信頼できないエンティティーリスト」を一貫して慎重に運用しており、国家の安全を脅かすごく少数の外国事業体のみを対象にしている。誠実に法令を順守する外国事業体が心配する必要はまったくない。中国政府は今後も世界各国の企業が中国で投資し事業を展開することを歓迎し、法令を順守する外資企業の中国での経営に対し、安定的で公平、予測可能なビジネス環境を提供するよう努める。