国慶節連休、文化観光でにぎわう「蘇東坡の古里」 中国四川省

国慶節連休、文化観光でにぎわう「蘇東坡の古里」 中国四川省

新華社 | 2025-10-08 22:14:00

6日、眉山市青神県の竹里巷子で開かれた中秋節を祝うイベントに参加した人たち。(眉山=新華社配信)

 【新華社眉山10月8日】中国宋代の文豪・蘇軾(そ・しょく、蘇東坡)の古里として知られる四川省眉山市は、国慶節・中秋節連休(1~8日)を迎えて文化観光の熱が高まっている。各地で多彩なイベントが催され、ホリデー経済が活況を呈した。

6日、眉山市青神県の竹里巷子で開かれた中秋節を祝うイベントに参加した子どもたち。(眉山=新華社配信)

 東坡区にある三蘇祠(さんそし)は、蘇洵(そ・じゅん)と蘇軾、蘇轍(そ・てつ)の父子3人の旧居で、連休中は三蘇祠博物館で詩文対決や詩文暗唱、クイズ、宝探しなどの文化イベントが行われ、観光客を引きつけた。同館の「三蘇祠紅壁」は新たな人気撮影スポットとなり、来館者からは「紅壁に映る竹の影は、今が現代であることを忘れさせる美しさだ」との声も聞かれた。

6日、眉山市青神県の竹里巷子で開かれた中秋節を祝うイベントに参加した人たち。(眉山=新華社配信)

 青神県では国家体育総局水上運動管理センターが主催する「斑布杯2025全国青少年スタンドアップパドルボード(SUP)選手権・アジアSUPオープン」が開かれ、多くの観光客でにぎわった。青神県は岷江の豊かな水資源を生かし「岷江ファッショナブル水上スポーツ・プレー先行区」の建設を進め、沿岸部にインフラを整備し、水上スポーツ産業クラスターの育成を図っている。

 同県ではハイキング大会や月見の集い、音楽マラソンなどのイベントも開かれ、スポーツを通じて観光を活性化し、都市に新たな活力を吹き込んでいる。(記者/康錦謙)

2日、眉山市で開かれたスタンドアップパドルボードの大会で、パドルを漕ぐ選手。(眉山=新華社配信)

2日、眉山市で開かれたスタンドアップパドルボードの大会。(眉山=新華社配信/古良駒)

2日、眉山市で開かれたスタンドアップパドルボードの大会。(眉山=新華社配信/古良駒)

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