中国の高重力遠心実験装置、最初の遠心機が稼働

中国の高重力遠心実験装置、最初の遠心機が稼働

新華社 | 2025-10-06 11:14:16

9月29日、高重力遠心模擬・実験装置の建屋。(ドローンから、杭州=新華社記者/黄宗治)

 【新華社杭州10月6日】中国の国家重大科学技術インフラに指定され、浙江省杭州市で建設が進められている「高重力遠心シミュレーション・実験装置」は9月29日、最初の遠心機が稼働した。同装置は、地球の重力をはるかに超える高重力場を作り出して「時空間を圧縮する」効果を実現し、さまざまな研究を支える基盤になる。

 高重力遠心シミュレーション・実験装置は浙江大学が中心となり建設しており、遠心機3台と①斜面・ダム②地盤地震工学③深海工学④深部地下環境⑤地質プロセス⑥材料製造-の六つの実験モジュール、18台の装置が含まれる。

 今回稼働を開始した遠心機「CHIEF1300」の容量は1300g・t(重力加速度×トン)で、現時点で世界最大の容量を持つ。同装置では1500g・tの「CHIEF1500」、1900g・tの「CHIEF1900」の建設も進んでいる。(記者/朱涵、宋立峰)

9月29日、高重力遠心模擬・実験装置の建屋。(ドローンから、杭州=新華社記者/黄宗治)

9月29日、高重力遠心模擬・実験装置の内部。(杭州=新華社記者/黄宗治)

9月29日、高重力遠心模擬・実験装置で稼働した遠心機「CHIEF1300」。(杭州=新華社記者/黄宗治)

9月29日、高重力遠心模擬・実験装置の建屋。(ドローンから、杭州=新華社記者/黄宗治)

9月29日、高重力遠心シミュレーション・実験装置で行われた遠心機「CHIEF1300」の稼働式。 (杭州=新華社記者/黄宗治)

9月29日、高重力遠心模擬・実験装置で稼働した遠心機「CHIEF1300」の断面図(模型)。(杭州=新華社記者/黄宗治)

9月29日、高重力遠心模擬・実験装置の建屋。(杭州=新華社記者/黄宗治)

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