オフロード車の祭典、世界遺産の砂漠で開催　中国内モンゴル自治区

　【新華社フフホト１０月４日】中国内モンゴル自治区アルシャー盟アルシャー右旗の巴丹吉林（バダインジャラン）砂漠風景区で３日、オフロード車の祭典「２０２５第２０回越野ｅ族阿拉善英雄会（アルシャーフェスティバル）」が開幕した。全国から集まった自動車愛好家や観光客が、オフロードの興奮を味わいながら、砂漠の生態系保全と観光を融合させた新たな取り組みを見届けた。５日まで。

　大会は、競技、ショー、レジャー、展示、フォーラム、キャンプ文化、自動車横断の７分野にわたって計２８のイベントを実施。多様なニーズを持つ観光客が同砂漠の魅力を実感した。

　中国で３番目に大きいバダインジャラン砂漠は、アルシャー高原に位置する。世界で最も標高が高い固定砂丘、最も密集した砂漠の湖沼群、最も広い鳴き砂地域、風による多様な侵食地形などで知られる。２０２４年７月に「バダインジャラン砂漠－砂の塔と湖群」として国連教育科学文化機関（ユネスコ）の世界遺産に登録された。（記者／李雲平）