3日、開通式であいさつするセルビアのブチッチ大統領(中央)。(スボティツァ=新華社配信/王韡)
【新華社スボティツァ10月4日】中国と中東欧諸国による「一帯一路」共同建設の象徴的プロジェクトとなるハンガリー・セルビア鉄道のセルビア側ノビサド-スボティツァ区間の開通式が3日、北部国境の街スボティツァで開かれた。
セルビアのブチッチ大統領、中国の李明(り・めい)駐セルビア大使ら中国・セルビア両国の要人や企業、メディアの代表らが3日午前、列車で首都ベオグラードからスボティツァに移動した。
3日、ハンガリー・セルビア鉄道でベオグラードからスボティツァへ向かうセルビアのブチッチ大統領(右)。(スボティツァ=新華社配信/王韡)
ブチッチ氏は開通式で、鉄道建設関係者と集まった人々に感謝の意を表明。「特に中国の友人に感謝する。彼らがいなければ、これほど大きな成果を得ることはできなかった」と語った。
李氏は「ハンガリー・セルビア鉄道は2017年の着工以来、中国・セルビア両国の建設関係者による8年間の刻苦奮闘を経て、きょうついに、夢が現実になった」と述べた。
3日、開通式でハンガリー・セルビア鉄道の路線パネルを見るセルビアのブチッチ大統領。(スボティツァ=新華社記者/石中玉)
ブチッチ氏はまたSNSで、この日の開通式で貨物線は正式に開通し、旅客線も8日に正式運行を始めると投稿した。
中国の国有鉄道会社、中国国家鉄路集団傘下の中国鉄路国際によると、セルビア区間の総延長は183・1キロ、設計時速は200キロで、中国輸出入銀行が建設資金を融資。全線開通によりベオグラード-スボティツァ間の所要時間はこれまでの5時間余りから79分に短縮された。
セルビア区間の工事着工は17年。22年3月にベオグラード-ノビサド区間が開通していた。
3日、開通式でハンガリー・セルビア鉄道の路線パネルを見るセルビアのブチッチ大統領。(スボティツァ=新華社配信/王韡)
3日、ハンガリー・セルビア鉄道の列車乗務員。(スボティツァ=新華社配信/王韡)
3日、職員に付き添われ、ハンガリー・セルビア鉄道の列車に乗る105歳のセルビア人男性(右から2人目)。(スボティツァ=新華社配信/王韡)
3日、開通式であいさつする中国の李明(り・めい)駐セルビア大使。(スボティツァ=新華社配信/王韡)