9月28日、第20回中国呉橋国際雑技芸術の開幕式で技を披露する演技者。(呉橋=新華社記者/牟宇)
【新華社石家荘10月3日】中国河北省呉橋県で9月28日~10月3日、国際的な雑技の祭典「第20回中国呉橋国際雑技芸術祭」が開催された。世界19の国と地域から演技者が集まり、多彩な技を披露した。
呉橋は「雑技の里」と呼ばれ、雑技の歴史は古い。土地が痩せていたことから、地元の人々は農閑期に雑技で生計を立て、京杭大運河を通じて技を各地に広めたとされる。1987年に始まった呉橋国際雑技芸術祭は、モナコの「モンテカルロ国際サーカスフェスティバル」、フランス・パリの「シルク・ドゥ・ドゥマン」と並び、世界三大サーカス大会の一つに位置付けられている。
呉橋雑技は2006年、国家級無形文化遺産の第1弾に登録された。現在は伝統の継承だけでなく観光資源としての活用も進み、県内の雑技テーマパーク「呉橋雑技大世界」では「上刀山(刃渡り)」や「蹬大缸(大がめを使った足芸)」といった伝統演目に加え、雑技を題材にした舞台劇も披露され、観光客を集めている。
9月28日、第20回中国呉橋国際雑技芸術の開幕式で技を披露する演技者。(呉橋=新華社記者/牟宇)
同テーマパークを1~8月に訪れた観光客は延べ62万人で、前年同期比2割増となった。従業員は300人を超え、周辺でも約1万人が民泊や飲食、娯楽、グッズ販売、輸送など関連産業に従事している。
雑技観光の広がりに伴い、周辺産業も発展している。12年に設立された地元企業の呉橋県豊耀雑技魔術道具は、雑技・奇術用品の設計・製造・販売を手がけ、開発した道具は2千種を超える。製品は世界20以上の国と地域に輸出されている。
近年は呉橋雑技の国際的影響力も増し、学びに訪れる外国人が後を絶たない。河北呉橋雑技芸術学校は02年から外国人を受け入れ、これまでに30以上の国・地域の千人余りが学んだ。9月にはラオスやケニア、シエラレオネ、エチオピアから27人が入学し、2カ月間の研修を始めている。(記者/黄昱璋、董笑坤、白林)
9月28日、第20回中国呉橋国際雑技芸術の開幕式で技を披露する演技者。(呉橋=新華社記者/牟宇)
9月28日、第20回中国呉橋国際雑技芸術の開幕式で技を披露する演技者。(呉橋=新華社記者/牟宇)
9月28日、第20回中国呉橋国際雑技芸術の開幕式で技を披露する演技者。(呉橋=新華社記者/牟宇)
9月28日、第20回中国呉橋国際雑技芸術の開幕式で技を披露する演技者。(呉橋=新華社記者/牟宇)
9月28日、第20回中国呉橋国際雑技芸術の開幕式で技を披露する演技者。(呉橋=新華社記者/牟宇)
9月28日、第20回中国呉橋国際雑技芸術の開幕式で技を披露する演技者。(呉橋=新華社記者/牟宇)
9月28日、第20回中国呉橋国際雑技芸術の開幕式で技を披露する演技者。(呉橋=新華社記者/牟宇)
9月28日、第20回中国呉橋国際雑技芸術の開幕式で技を披露する演技者。(呉橋=新華社記者/牟宇)