「深海1号」第2期プロジェクトで、パイプライン接続箇所の防腐処理を行う作業員。(資料写真、海口=新華社配信/汪洋)
【新華社北京10月2日】中国石油大手の中国海洋石油集団(CNOOC)は9月28日、国内の海底石油・ガスパイプラインの総延長が1万キロを超え、世界トップクラスに入ったと発表した。国の海洋資源開発やエネルギー自主供給能力の強化に向け、大きな節目を迎えたとしている。
同社は第14次5カ年規画(2021~25年)期間に入り、重要工事を中心に国内の大学や研究機関、産業の上流・下流企業と連携し、独自技術の開発を進めてきた。累計で1500キロ超のパイプラインが敷設され、施工水深は1542メートルに達するなど、浅海から深海に至る敷設能力が向上した。
海洋石油・天然ガス輸送の「大動脈」とされる海底パイプライン工事は、高投資・高リスク・高技術を要する。中国近海は世界でも海況が複雑な地域の一つとされ、施工には高度な技術が不可欠とされている。