9月25日、「2025メキシコ国家観光展(中国)」で挨拶するホセフィーナ・ロドリゲス・サモラ観光相。(北京=新華社配信/メキシコ観光省提供)
【新華社メキシコ市10月2日】メキシコのホセフィーナ・ロドリゲス・サモラ観光相はこのほど、新華社の単独インタビューに応じ、中国市場は規模が大きく、活力が高く、メキシコ観光業にとって非常に重要だとの認識を明らかにした。発言の主な内容は次の通り。
メキシコ政府は9月25、26の両日、中国北京市で「2025メキシコ国家観光展(中国)」を開催した。メキシコは中国市場の潜在力と戦略的意義を非常に重視している。北京で初めてこのような展示会を開催したことで、国内の各州に観光資源・文化を展示する舞台を提供しただけでなく、メキシコ側に中国の旅行会社や旅行業者、航空会社と直接つながり合う場も提供した。
中国が入境政策の最適化を続けていることを歓迎する。これは海外の国・地域とのつながりを強化し、観光・文化交流を促すという中国側の意向の表れである。メキシコにとって、企業家と旅行業界関係者がつながりを強め、ビジネスチャンスを創出し、旅行目的地を幅広く宣伝する上で利便性が向上している。
メキシコ側は、中国側の人的・文化交流推進行動を大いに歓迎する。観光は人的往来を促すだけでなく、教育やビジネス、文化、科学技術などの分野での両国間協力も推進し、理解を増進させ、チャンスを広げるための重要な入口になる。
メキシコ観光省によると、中国人観光客が2025年上半期(1~6月)にメキシコにもたらした経済効果は前年同期比21・6%増の7400万ドル(1ドル=約148円)に上る。1~7月にメキシコを訪れた中国人観光客数は13・0%増の約5万9千人だった。