【新華社北京9月30日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、9月29日のニュースをお届けします。
1.中国、「試験30号」衛星2機の打ち上げ成功
中国は29日午前11時(日本時間同午後0時)、「試験30号」衛星の1、2号機を搭載した運搬ロケット「長征2号D」を四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げました。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。
2.中国、国慶節・中秋節連休の国内移動は23億6千万人の見込み
中国交通運輸部の李揚(り・よう)副部長は28日、国務院新聞(報道)弁公室が開いた記者会見で、今年の国慶節・中秋節連休期間(10月1~8日)の地域をまたぐ人の移動が延べ23億6千万人、1日当たり約2億9500万人に達するとの予測を発表しました。
3.湖北省で襄荊高速鉄道が開業
中国湖北省で襄陽、荊門両市を結ぶ襄荊高速鉄道が28日、正式開業しました。縦横各8ルートからなる中国の高速鉄道網「八縦八横」のフフホト(内モンゴル自治区)-南寧(広西チワン族自治区)ルートの重要構成部分で、総延長は116キロ、設計時速は350キロ。北は鄭渝(ていゆ)高速鉄道(鄭州-重慶)、南は滬渝蓉(こゆよう)高速鉄道(上海-重慶-成都)接続します。襄荊高速鉄道の開業により、湖北省内には漢口を発着点とする高速鉄道による旅客輸送の環状線が形成されます。環状線は沿線住民の移動の利便性を高めるとともに、周辺地域の経済発展に新たな原動力をもたらします。
4.生物多様性の保全に成果 重慶市南川区
中国重慶市南川区にある金仏山国家級自然保護区は面積400平方キロ以上、生物多様性の豊かな地で、維管束植物4016種と脊椎動物465種が確認されています。自然保護区管理事務センターはここ数年、国家1級重点保護野生植物のカタヤ・アルギロフィルラと国家1級重点保護野生動物のフランソワルトンを代表とする希少種を対象に、科学技術を導入して立体的な生態監視ネットワークとシステムを構築、生物多様性の研究と保全を進めています。科学的手法と技術設備により、フランソワルトンの個体数は2015年時点の約150匹(21群)から現在は約180匹(23群)に増え、活動範囲も広がりました。カタヤ・アルギロフィルラの人工繁殖苗の生存率は10%未満から80%以上に向上しました。
5.観光をけん引する豊かな森が秋色に 内モンゴル自治区
中国内モンゴル自治区ヒンガン盟ホルチン右翼前旗では森が色づき、秋の風景が広がっています。ここ数年は特色ある観光業の発展に力を入れ、観光客向けのリゾートホテルや馬術体験センター、喫茶店、遊牧ツアーなどを打ち出しています。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。