25日、成都市の春熙路エリアにオープンした市中免税店。(成都=新華社記者/胥氷潔)
【新華社成都9月30日】中国四川省成都市で初の市中免税店がこのほど、オープンした。インバウンド観光客の「中国ショッピング」の利便性がさらに高まる。
市中免税店が設置されたのは春熙路エリアの仁恒置地広場。中免市内免税品(成都)の馬君平(ば・くんぺい)総経理によると、営業面積は3千平方メートル以上で、70余りの国際ブランドと50以上の「国潮」ブランド(中国伝統文化の要素を取り入れたブランド)が集まっている。商品は化粧品やスキンケア用品、バッグ、アパレル、腕時計、デザイナーズトイ、酒類など多岐にわたり、パンダ、三星堆(さんせいたい)遺跡など四川要素を取り入れた商品も含まれる。
25日、成都市中免税店の非免税品エリアで商品を選ぶ人たち。(成都=新華社記者/胥氷潔)
成都税関通関地監督管理処の譚文豪(たん・ぶんごう)貨物・郵便物監督管理科長は「市中免税店は60日以内に航空機で成都を出国する国内外の観光客に『市中購入、空港受け取り』サービスを提供する」と説明。店内には一般向けの非免税商品もあるという。
今年1~6月に空の便を利用した成都の出入国者は延べ300万人を超え、前年同期比11・2%増となった。成都市商務局の担当者は、同市初の市中免税店の開業により出国時の免税制度は空港から都市の中心商業エリアに拡大するとし、インバウンド客の「中国ショッピング」の利便性がさらに向上すると語った。(記者/李倩薇、蕭永航)
25日、成都市の市中免税店で、商品を選ぶ人たち。(成都=新華社記者/胥氷潔)
25日、成都市の市中免税店で酒を選ぶ人たち。(成都=新華社記者/胥氷潔)
25日、成都市の市中免税店で、香水を選ぶ外国人観光客。(成都=新華社記者/胥氷潔)
25日、成都市の市中免税店の棚に並ぶウイスキー。(成都=新華社記者/李倩薇)
25日、成都市の市中免税店で、来店者に免税の仕組みを説明する従業員。(成都=新華社記者/胥氷潔)