生物多様性の保全に成果 中国重慶・金仏山自然保護区

生物多様性の保全に成果 中国重慶・金仏山自然保護区

新華社 | 2025-09-29 15:10:46

23日、金仏山奥地にあるカタヤ・アルギロフィルラ群落の監視地区。(重慶=新華社記者/唐奕)

 【新華社重慶9月29日】中国重慶市南川区にある金仏山国家級自然保護区は面積400平方キロ以上、生物多様性の豊かな地で、維管束植物4016種と脊椎動物465種が確認されている。

 自然保護区管理事務センターはここ数年、国家1級重点保護野生植物のカタヤ・アルギロフィルラと国家1級重点保護野生動物のフランソワルトンを代表とする希少種を対象に、科学技術を導入して立体的な生態監視ネットワークとシステムを構築、生物多様性の研究と保全を進めている。

 科学的手法と技術設備により、フランソワルトンの個体数は2015年時点の約150匹(21群)から現在は約180匹(23群)に増え、活動範囲も広がった。カタヤ・アルギロフィルラの人工繁殖苗の生存率は10%未満から80%以上に向上した。

22日、金仏山の希少植物園で、人工育苗したカタヤ・アルギロフィルラ幼苗に水をやる管理センターの職員、王泳鰻(おう・えいまん)さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

22日、カタヤ・アルギロフィルラ幼苗の野外復帰地区で、生育状況を測定する管理センター職員の李新(り・しん)さん(右)と王泳鰻(おう・えいまん)さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

22日、崖の水路を通ってカタヤ・アルギロフィルラ群落の監視地区へ向かう管理センターの職員。(重慶=新華社記者/唐奕)

23日、重慶市の金仏山国家級自然保護区管理事務センターの実験室で、植物の育苗実験を行う職員の韋冠吾(い・かんご)さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

22日、カタヤ・アルギロフィルラ群落の監視地区で、監視システムを調整する管理センター職員の李新(り・しん)さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

22日、カタヤ・アルギロフィルラ群落の監視地区で、カタヤ・アルギロフィルラ001号の健康状態を確認する管理センター職員の李新(り・しん)さん(右)と王泳鰻(おう・えいまん)さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

23日、重慶市の金仏山国家級自然保護区管理事務センターで、フランソワルトンの主要活動区域を遠隔で監視する職員の李新(り・しん)さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

22日、カタヤ・アルギロフィルラ幼苗の野外復帰地区で、野生の幼苗の生育状況を記録する管理センター職員の李新(り・しん)さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

23日、赤外線カメラを設置する管理センター職員の李新(り・しん)さん(左)と王泳鰻(おう・えいまん)さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

23日、重慶市の金仏山国家級自然保護区管理事務センターで、フランソワルトンの習性を映像から解析する職員の李新(り・しん)さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

22日、人工育苗したカタヤ・アルギロフィルラの幼苗。(重慶=新華社記者/唐奕)

23日、金仏山のフランソワルトン遠隔監視拠点で、観測機器を点検する管理センター職員の李新(り・しん)さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

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