26日、上海の国内基地埠頭(ふとう)に停泊する「雪竜2」。(ドローンから、上海=新華社記者/劉詩平)
【新華社上海9月28日】中国の第15次北氷洋科学調査隊員100人を乗せた極地調査砕氷船「雪竜2」が26日、上海の母港に無事帰還した。自然資源部が組織した今回の北極調査は、同船のほか、新世代砕氷調査船「極地」、潜水艇支援母船「深海1」、深遠海多機能科学探査・文化財考古学調査船「探索3」の計4隻により共同で実施され、中国の北極海科学調査として過去最大規模となった。
調査は、国家重点研究開発計画に関連する任務が統合的に実施された。北極海の急速な環境変化とその影響に対する中国の理解を一層深め、地球規模の気候変動への深い認識と効果的な対応に向けた重要な支援を提供した。
北極海で科学調査中の「雪竜2」。(7月24日、ドローンから、上海=新華社記者/劉詩平)
8日、海水の水温や塩分、深度を観測する装置「CTD計測器」を回収する「雪竜2」。(上海=新華社記者/劉詩平)
北極海の調査中に自律型海底生態観測機器を回収する科学調査隊員。(8月14日撮影、上海=新華社記者/劉詩平)
北極海の高緯度海域で氷上設置型ブイを設置する科学調査隊員。(8月25日撮影、上海=新華社記者/劉詩平)