新華社国家ハイエンドシンクタンクが発表した報告書「文明発展論-発展を核心とする新たな文明観の構築」。(広州=新華社記者/劉大偉)
【新華社広州9月27日】新華社国家ハイエンドシンクタンクは27日、広東省広州市で開いた習近平(しゅう・きんぺい)文化思想に関する国際学術シンポジウムで、報告書「文明発展論-発展を核心とする新たな文明観の構築」を中国語と英語で世界に向けて発表した。
27日、シンポジウムに参加した国内外の学者。(広州=新華社記者/劉大偉)
報告書は全文約2万2千字で、文明発展論の時代的価値と実践的基礎、内在的論理、現実への示唆を系統的に解説。中華文明は新時代の創造的実践の中で活気に満ち、人類文明の歩みに東方独自の知恵に富むモデルを示し、「経済の繁栄、政治の清廉、文化への自信、社会の安定、美しい環境、平和的発展」という文明の飛躍的かつ体系的な発展路線を形成しているとの認識を示した。
中国式現代化の本質は「文明自らの発展」と「人による文明の発展」という二重の過程にあると指摘。従来の近代化理論にみられる直線的な進化の論理を打破し、発展を核心とする新たな文明観を構築しているとした。