20日、新疆ウイグル自治区ロプノール県内を流れるタリム川の南岸に広がる砂漠化防止技術区のラフマ栽培エリア(左)と砂固定「草方格」。(ドローンから、ロプノール=新華社記者/陳朔)
【新華社ウルムチ9月25日】中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠周辺部に位置するバインゴリン・モンゴル自治州尉犁(ロプノール)県は現在、キョウチクトウ科の多年草ラフマを産業として発展させ、生態系保護と経済発展を両立する新たな道を切り開いている。
ラフマは乾燥、塩害・アルカリ土壌、暑さ寒さ、風や砂に強く、適応能力が高いといった特徴を持つ。同県はラフマ砂漠化防止技術区を設立し、ラフマ栽培による生物的砂固定や、わらなどを地面に格子状に埋め込んで砂の移動を防ぐ「草方格」の設置によって砂漠の流動速度を落とし、オアシスを侵食するのを防いでいる。また、ラフマ産業団地を建設し、繊維、健康食品などの産業での利用を促進、地域で千人以上の雇用を創出し、増収をもたらしている。
20日、新疆ウイグル自治区ロプノール県にあるアパレル会社のラフマ繊維脱ガム作業場で、原材料を加工する作業員。(ロプノール=新華社配信/汪志鵬)
20日、新疆ウイグル自治区ロプノール県にあるアパレル会社のラフマ繊維脱ガム作業場で、ガム質と呼ばれる不純物を除去し、漂白した製品の品質を確認する作業員。(ロプノール=新華社配信/汪志鵬)
新疆ウイグル自治区ロプノール県内を流れるタリム川の南岸に広がる砂漠化防止技術区で、砂丘を平らに整地する大型機械。(5月22日、ドローンから、ロプノール=新華社配信/汪志鵬)
20日、新疆ウイグル自治区ロプノール県内を流れるタリム川の南岸に広がる砂漠化防止技術区で巡視中の作業員。(ロプノール=新華社記者/江文耀)
20日、ラフマの生育状況を確認する、新疆ウイグル自治区ロプノール県国有林管理局の森林保護員と作業員。(ロプノール=新華社記者/陳朔)
20日、新疆ウイグル自治区ロプノール県内を流れるタリム川の南岸に広がる砂漠化防止技術区のラフマ栽培エリア(手前右)と対策前に自然に形成された砂丘(手前左)、タリム川と周辺のオアシス(奥)。(ドローンから、ロプノール=新華社記者/陳朔)
20日、新疆ウイグル自治区ロプノール県にあるアパレル会社のラフマ繊維脱ガム作業場で、原材料を吊り上げる作業員。(ロプノール=新華社配信/汪志鵬)
20日、新疆ウイグル自治区ロプノール県内を流れるタリム川の南岸に広がる砂漠化防止技術区で、点滴かんがいにより栽培されているラフマ。(ロプノール=新華社記者/陳朔)
20日、新疆ウイグル自治区ロプノール県内を流れるタリム川の南岸に広がる砂漠化防止技術区で巡視中の作業員。(ロプノール=新華社記者/江文耀)
20日、新疆ウイグル自治区ロプノール県内を流れるタリム川の南岸に広がる砂漠化防止技術区で、点滴かんがいのチューブを調べる作業員。(ロプノール=新華社記者/江文耀)
20日、ラフマの生育状況を確認する、新疆ウイグル自治区ロプノール県国有林管理局の森林保護員と作業員。(ロプノール=新華社記者/陳朔)