林産品交易会のペット用品展示エリアを見学する来場者。(済南=新華社記者/劉錚)
【新華社菏沢9月24日】中国山東省菏沢市曹県で19~21日、第20回中国林産品交易会が開かれ、「ペット経済エリア」が多くの来場者でにぎわった。工芸品の製造・販売を手がける曹県鵬輝工芸品の鍾鵬輝(しょう・ほうき)総経理は、精巧に作られたキャットタワーを示し「日本の顧客はシンプルな小型ペット家具を好むため、当社はニーズに応じたカスタマイズ生産を行っている」と話した。
林産品交易会のペット経済エリアに展示された木製品。(済南=新華社記者/劉錚)
交易会は国内最大規模で取り扱い品目が最も多く、高水準の総合展示会となっている。今回初めて「ペット経済エリア」を設け、木製キャットタワーやペット用の玩具、衣類が国内外の業者を引き付けた。
林産品交易会のペット経済エリアに展示されたペット用品。(済南=新華社配信)
曹県はここ数年、木材加工産業の基盤と電子商取引(EC)の強みを生かし、企業の木製ペット用品分野への展開を促進。海外市場への進出を積極的に支援してきた。木製ペット用品業界の発展に伴い、ペットフードや衣類、関連サービスなどの産業も育ち、地域経済の成長の原動力となっている。
林産品交易会に新設されたペット経済エリア。(済南=新華社配信)
交易会の担当者は「ペット産業チェーン全体がますます発展し、地域のペット経済は大きな成長の可能性を示している」と説明した。同県は現在、ペットのすみかや心身のケアなどに使用する500種類以上の製品をそろえ、日本、米国、欧州、東南アジアなど20余りの国や地域に輸出している。(記者/劉錚)