中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京9月23日】中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は22日の記者会見で、パレスチナ・イスラエル問題について、武力で平和を作り出すことはできず、暴力で安全を手に入れることもできないと強調し、中国は国際社会と共に努力し、ガザの停戦に力を尽くし、パレスチナ人民による民族の合法的権利の回復という正義の事業を断固支持し、パレスチナ問題の早期の全面的、公正的、恒久的解決に向けてたゆまず努力していくと表明した。
郭報道官は次のように述べた。紛争の早期終結と恒久平和の確立はパレスチナとイスラエル、中東地域の人々の共通の願いであり、国際社会の当面の急務である。
ガザはパレスチナ人民のものであり、パレスチナ領土の不可分の一部である。中国は、現在の情勢の下では最大の緊張感をもってガザの全面停戦を促し、人道危機を緩和しなければならず、イスラエルに影響力を持つ国が確実に責任を果たすべきだと考える。「パレスチナ人によるパレスチナ統治」の原則を真に実行に移し、戦後の統治と復興でパレスチナ人民の正当な権利を擁護しなければならない。「二国家解決案」を揺るぎなく堅持し、より多くの国際的な共通認識を集め、「二国家解決案」の基盤を損なういかなる一方的行動も拒絶しなければならない。