義烏西駅で出発を待つ、浙江発着の今年千本目の中欧班列。(杭州=新華社配信)
【新華社杭州9月22日】中国浙江省義烏市の義烏西駅を17日、日用品や電子部品、新エネルギー設備などの輸出貨物を満載した2本の「中欧班列」(中国と欧州を結ぶ国際貨物定期列車)が相次いで出発した。これにより、浙江を発着する中欧班列(中央アジア行きを含む)の今年の運行本数が千本を突破した。
中国の国有鉄道会社、中国国家鉄路集団傘下の中国鉄路上海局集団物流事業部のスタッフは「今年は昨年より1カ月早く運行本数が千本を突破した。太陽光発電パネルや新エネルギー車(NEV)、越境EC商品など付加価値の高い貨物が絶え間なく『鋼鉄製のラクダ』(中欧班列の意)によって海外に運ばれている」と明らかにした。中欧班列はスムーズで高効率、多方向に広がり、海陸を相互に接続する国際物流ルートを形成し、中国とアジア、欧州諸国間の貿易往来に信頼性の高い物流の選択肢を提供していると説明した。
班列の運営を担当する義新欧貿易服務集団の葉秋然(よう・しゅうぜん)副総経理によると、浙江を発着する中欧班列の輸送モードと輸送貨物の種類はここ数年でますます豊富になり、目的地のニーズとのマッチング度も高くなっている。輸送貨物も最初は雑貨だけだったが、今では完成車や太陽光発電製品など5万品目近くに拡大している。
浙江発着の中欧班列は14年11月18日の運行開始以来、26路線を開通させ、中国とユーラシア大陸の五十数カ国160都市余りを結んでいる。