新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州新源県にある那拉提(ナラティ)草原の風景。(8月3日撮影、新源=新華社記者/辛悦衛)
【新華社北京9月20日】中国国務院新聞(報道)弁公室は19日、「新時代における中国共産党の新疆統治方針の成功実践」と題した白書を発表し、新疆ウイグル自治区では質の高い発展とハイレベルの開放が協調して進んでいると指摘した。
白書によると、新疆は質の高い発展を全力で推進し、経済の総合力を大きく高め、多くの指標で歴史的な飛躍を遂げた。鉄道、道路、航空、電力、天然ガス、貿易物流、計算力など10分野のネットワークを総合的に整備し、特色と優位性を備えた現代的産業体系の構築を加速させている。
また白書によると、新疆は「緑水青山こそ金山銀山」(豊かな自然は金銀同様の価値がある)との理念を堅持し、山や水、森林や田畑、湖や草原、砂漠までを一体的に保護し、体系的に管理。生態系安全保障の能力と水準の向上に取り組んでいる。さらに地域的な開放戦略を国家の「西への開放」構想に組み込み、アジアと欧州を結ぶ黄金の通路や西への開放の橋頭堡(ほ)の構築を進めている。