15日、山東省海陽市の東方航天港海上発射台で第1段推進システムの試験を行う液体燃料ロケット「天竜3号」。(海陽=新華社配信)
【新華社済南9月18日】中国山東省海陽市の東方航天港にある海上発射台で15日、ハイテク企業の北京天兵科技が独自開発した大型液体燃料ロケット「天竜3号」が第1段推進システムの試験に成功した。
「天竜3号」は2022年3月に開発が始まり、全長は72メートル、離陸重量が約600トンある。ロケットの第1段には「天火十二」エンジン9基が並列に搭載され、近地球軌道への輸送能力は17~22トン、太陽同期軌道への輸送能力は10~17トン。一度に衛星インターネット用衛星群36基を打ち上げることができ、中国宇宙ステーションへの大規模な物資輸送や中・高軌道への衛星打ち上げのニーズに対応する。
初飛行は25年末を予定している。