海南島南部海域のプロジェクト開発井で行われた表層作業の現場。(8月撮影、海口=新華社配信)
【新華社海口9月17日】中国海洋石油集団はこのほど、海南島南部海域のプロジェクト開発井で表層作業を完了し、8月12日に1日の掘削進度が2618メートルに達し、国内記録を更新したと発表した。
記録を更新したガス井は、中国初の海上高温・高圧・低浸透性天然ガス開発プロジェクトに属する。貯留層の温度は150度、最高圧力係数は1・8超、平均浸透率は0・8ミリダルシーと厳しい条件で、坑井建設の質や安全性に通常を上回る水準が求められる。
ドリルビットを投入する中国海洋石油の坑井掘削・仕上げ作業員。(8月撮影、海口=新華社配信)
同集団海南分公司の技術責任者は「海洋石油・ガス井掘削の速度向上の快挙となり、同時に陸上掘削速度の記録も塗り替えた」と説明。作業チームは独自開発の「坑井掘削最適化システム」を活用し、ビッグデータ分析で最適な作業パラメータを導き出し、坑井下部の状況を自動追跡・精密制御した。異なる専門分野のスタッフと多様な設備を効率的に連携させ、2分以内に20項目以上の操作を完了できる体制を実現した。(記者/陳子薇)
海南島南部海域のプロジェクト開発井で行われた表層作業の現場。(8月撮影、ドローンから、海口=新華社配信)
海南島南部海域のプロジェクト開発井で行われた表層作業の現場。(8月撮影、海口=新華社配信)