港珠澳大橋のジャンクション。(1月31日、ドローンから、広州=新華社配信/黎釗徳)
【新華社広州9月17日】中国の広東省珠海市と香港、マカオ両特別行政区を結ぶ港珠澳大橋で15日、2018年10月の開通以来の珠海道路口岸(通関地)経由出入境旅客数が延べ9千万人超、車両数が1868万台超となった。同大橋の出入境辺防検査站(出入境検査所)が16日、明らかにした。
同大橋の旅客・車両通行数はここ数年、高い伸びを維持し、23年の旅客数は1630万人、24年は2700万人、今年は前年同期比19%増の2120万人以上となっており、25年通年では3千万人の大台を初めて超えると見込まれる。
内地から香港・マカオへの個人旅行が認められる都市の継続的な拡大や、珠海市民が1回につき7日間までマカオに滞在できる「一週一行」ビザ政策の実施により、「港珠澳大橋を経由して香港・マカオを周遊する」旅行コースが人気となっている。今年珠海道路通関地を出入境した内地旅客は901万人を超えた。
同大橋の開通は香港から珠海までの所要時間を3時間から30分に短縮し、観光・消費、ビジネス・研修、親戚訪問・老後生活、就職・就学を目的に同大橋を経由して出入境する香港・マカオ住民はますます増えている。19年の約450万人から24年は1620万人に増加し、25年はこれまでに1270万人余りとなっており、通年では1800万人を超える見通し。