青海省ゴロク・チベット族自治州瑪多県で見つかった尕日塘秦刻石。(7月25日撮影、瑪多=新華社記者/杜笑微)
【新華社西寧9月15日】中国青海省果洛チベット族自治州瑪多(ばた)県卓譲郷の扎陵(ザリン)湖畔で見つかり、関係者の注目を集めていた石刻について、国家文物局は15日、専門家チームの調査により秦代の刻石と確認され、「尕日塘(ガンリタン)秦刻石」と命名したと発表した。
国家文物局は中国文化遺産研究院、青海省文物考古研究院を中心に、石質文化財保護や秦漢考古学、古文字学、書法篆刻(てんこく)などの専門家を集めて研究を進めてきた。
15日、国家文物局が北京で開いた尕日塘秦刻石に関する記者発表会。(北京=新華社記者/李賀)
刻石は2023年から約2年半の予定で実施されている第4回全国文化財調査の重要成果の一つで、扎陵湖とともに文化景観を形成している。保存状態は良く、多くの文字が判読でき、年月日も刻まれているものの、文献に同石刻に関する記載はない。
国内では原位置に残り、かつ標高の最も高い場所にある唯一の秦代刻石で、黄河源に立ち、歴史の空白を補う存在として歴史的、芸術的、科学的に重要な価値があるとされる。
15日、国家文物局が北京で開いた尕日塘秦刻石に関する記者発表会。(北京=新華社記者/李賀)
尕日塘秦刻石が発見された扎陵湖の北岸。(7月25日、ドローンから、瑪多=新華社記者/杜笑微)
青海省ゴロク・チベット族自治州瑪多県で見つかった尕日塘秦刻石。(7月25日撮影、瑪多=新華社記者/杜笑微)
青海省ゴロク・チベット族自治州瑪多県で見つかった尕日塘秦刻石。(7月25日撮影、瑪多=新華社記者/杜笑微)
尕日塘秦刻石が発見された扎陵湖の北岸。(7月25日、ドローンから、瑪多=新華社記者/杜笑微)
青海省ゴロク・チベット族自治州瑪多県で見つかった尕日塘秦刻石。(7月25日撮影、瑪多=新華社記者/杜笑微)