15日、記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京9月15日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は15日の記者会見で、ルビオ米国務長官がこのほど、米国はフィリピンと共に中国による黄岩島国家級自然保護区設置に反対すると表明したとの報道に関し、国家級自然保護区の設置は中国の主権範囲内のことで、合理的、合法的であり、他国が口を挟む余地はないと強調した。
林氏は次のように述べた。われわれは先週すでに関連の問題について中国の立場を明らかにしており、米側の誤った発言に対してはきょう、厳正な申し入れを行った。黄岩島は中国固有の領土である。国家級自然保護区の設置は中国の主権範囲内のことで合理的、合法的であり、他国が口を挟む余地はない。
米国に対しては、南中国海で騒ぎをあおり、問題を引き起こし、対立をあおることから一刻も早く手を引き、南中国海に安定した平穏な環境を取り戻すよう忠告する。