中国国際サービス貿易交易会、デジタル・スマート医療に脚光

中国国際サービス貿易交易会、デジタル・スマート医療に脚光

新華社 | 2025-09-14 18:45:46

 13日、2025年中国国際サービス貿易交易会に北京長木谷医療科技が出展したデジタル・スマート整形外科手術室。(北京=新華社記者/呉寒氷)

 【新華社北京9月14日】中国北京市で10~14日、「2025年中国国際サービス貿易交易会」が開かれた。今年のテーマは「デジタル・スマートの先導、サービス貿易の刷新」で、中でも健康衛生テーマ展で紹介されたデジタル・スマート医療や手術ロボット技術は、同展のハイライトの一つとなり、多くの人の注目を集めた。

 整形外科向けにAI(人工知能)・手術ロボットを提供する北京長木谷医療科技は今回、デジタル・スマート整形外科手術室を出展。同社の曽恵彩(そう・けいさい)さんは「AIとロボットシステムを統合し、手術前から術後までを一貫して管理するスマート手術室で、データ管理やスマートプランニング、的確な治療、動的な評価、5Gによる遠隔機能を組み合わせた整形外科診療の完全な循環システムを構築している」と紹介した。

 11日、2025年中国国際サービス貿易交易会の北京納通科技集団ブース。(北京=新華社記者/呉寒氷)

 6年連続で交易会に出展した医療ロボットの開発メーカー北京納通科技集団は、関節置換手術を術前から術後まで一貫して支援するシステムや脊椎と外傷用のナビゲーションシステム、スポーツ医学向けの手術ロボットを展示した。担当者によると、サブミリ単位の操作精度と術中のリアルタイム可視化を実現するだけでなく、術前、術中、術後のデータのクローズドループと術式の最適化機能を備え、手術の成功率向上と合併症リスクの低減に寄与する。

 腔鏡手術ロボットシステムを手がける北京術鋭機器人が出展した「術鋭腔鏡手術ロボット」は、複数の診療科に対応する中国初の単孔腔鏡手術ロボットで、2・5~3センチの切開部から3D電子内視鏡と手術器具3点を挿入でき、超低侵襲手術を実現する。会場でのデモンストレーションには、多くの人が足を止めて見入っていた。(記者/呉寒氷、邱虹)

 10日、2025年中国国際サービス貿易交易会で展示されたスポーツ医学手術ロボット。(北京=新華社記者/呉寒氷)

 11日、2025年中国国際サービス貿易交易会の北京術鋭機器人ブースで「術鋭腔鏡手術ロボット」を撮影する人。(北京=新華社記者/呉寒氷)

 13日、2025年中国国際サービス貿易交易会で、北京術鋭機器人の「術鋭腔鏡手術ロボット」がウズラの卵の殻をむく様子を見る人たち。(北京=新華社記者/呉寒氷)

 13日、2025年中国国際サービス貿易交易会で、ウズラの卵の殻をむくデモンストレーションを行う北京術鋭機器人の「術鋭腔鏡手術ロボット」。(北京=新華社記者/邱虹)

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