中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京9月13日】中国商務部の報道官は13日、米商務省が12日に中国の複数の事業体を輸出規制対象リストに追加したことを受け、中国は必要な措置を取り、中国の事業体の合法的な権益を断固として守ると表明した。
報道官は次のように述べた。米商務省が国家安全保障の概念を拡大し、輸出規制を乱用して半導体、バイオテクノロジー、航空宇宙、商業・貿易物流などの分野の中国の複数の事業体に制裁を科したことに中国は留意している。米国は国際秩序や安全保障を守ると称して、実際には一国主義、いじめ主義を行っている。他国の発展の権利より自らの私利を優先させ、中国を含む外国企業を抑圧し、他国間の正常なビジネス往来を破壊し、グローバル市場を著しく歪め、企業の合法的な権益を損ない、世界の産業・サプライチェーンの安全と安定を損なってきた。中国は断固として反対する。
中米両国は14日から、スペインで経済・貿易会談を行う。こうした局面での米国の制裁決定は、その真意に疑問を抱かせる。中国は米国に対し、誤ったやり方を直ちに改め、中国企業を不当に抑圧するのをやめるよう促す。中国は必要な措置を取り、中国企業の合法的な権益を断固として守る。