チュニジア産業・鉱山・エネルギー相「中国自動車産業との協力強化を希望」

チュニジア産業・鉱山・エネルギー相「中国自動車産業との協力強化を希望」

新華社 | 2025-09-12 17:04:30

 8日、チュニジア・ベンアルース県で中国自動車企業の部品工場着工式に出席した同国のファトマ・タベット・シブーブ産業・鉱山・エネルギー相(前列右から二人目)。(ベンアルース=新華社配信)

 【新華社チュニス9月12日】チュニジアのファトマ・タベット・シブーブ産業・鉱山・エネルギー相は8日、同国で開催された中国自動車企業の部品工場着工式に出席した際、世界の自動車産業が重要な技術変革期にあり、チュニジアは中国自動車産業との協力強化を望んでいると語った。

 同氏は、両国がこれまでに、教育、公衆衛生、インフラ建設などの分野で良好な協力関係を築いてきたと指摘。中国企業の工場着工により、双方の工業分野の協力も新たな一歩を踏み出したと評価した。

 8日、チュニジア・ベンアルース県にある中国企業が投資した自動車部品工場で働く作業員。(ベンアルース=新華社配信)

 自動車部品製造はチュニジアの主要工業部門で、年間生産額が国内総生産(GDP)の4%近くを占め、2024年の輸出額は22億ユーロ(1ユーロ=約173円)に上った。チュニジアは全力でもっと多くの中国企業の投資に道を開き、双方の共同発展を実現する意向という。

 同国ベンアルース県に着工したのは、部品メーカー、長春捷翼汽車科技のワイヤーハーネス工場。同社の担当者、王超(おう・ちょう)氏は着工式で、中国企業は高度に自動化した生産ラインとリーン生産の手法を導入し、現地の自動車部品の製造能力と産業効率を高めるとともに、多くの雇用の機会を創出し、専門人材を育成することになると述べた。

 8日、チュニジア・ベンアルース県にある中国企業が投資した自動車部品工場で現地の作業員(左端)を指導する中国人作業員。(ベンアルース=新華社配信)

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