世界人材ランキング、中国香港は4位に浮上 アジアで首位

世界人材ランキング、中国香港は4位に浮上 アジアで首位

新華社 | 2025-09-11 13:53:00

 香港の景色。(2月1日撮影、香港=新華社記者/陳鐸)

 【新華社香港9月11日】中国香港特別行政区の人材をめぐる環境に対する国際的評価が上がっている。特区政府の報道官によると、スイス・ローザンヌのビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が9日に発表した「2025年世界人材ランキング」で、香港は前年の9位から4位に浮上し、過去最高順位となった。アジアでは首位となる。

 香港の順位はランキングを構成する三つの要素でそろって前年に続き上昇した。内外の人材を引きつける「魅力」は20位、人材のスキルや能力を示す「即戦力度」は3位、人材に対する「投資と育成」は12位となった。具体的な評価項目では、「理工系卒業生の比率」で世界首位を維持し、「財務スキル」で3位、「管理職報酬」と「経営教育水準」でいずれも5位となった。

 特区政府報道官によると、特区政府は人材の重要な役割を深く認識し、24年の「施政報告」では「教育・科学技術・人材委員会」の設立を発表。人材の育成・誘致や科学技術の発展を連動させる政策を策定し、国際的なハイエンド人材の香港への集積を促すとした。

 世界知的所有権機関(WIPO)が発表した「イノベーション・クラスター・ランキング2025」では「深圳-香港-広州」が初めて1位となった。粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)はイノベーション分野で国際的に高い評価を受けており、世界各地のイノベーション人材にとって事業展開の理想的な拠点となっている。

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