中国国防部「日本軍国主義の復活を決して許さず」

　【新華社北京９月１０日】中国国防部の蔣斌（しょう・ひん）報道官は１０日の記者会見で、日本の防衛省が２０２６年度予算概算要求として過去最大となる８兆８４５４億円を計上したとの報道に関し、日本の軍国主義の復活を決して許さないと表明した。

　蔣氏は次のように述べた。日本は軍事拡張を加速させ、攻撃的兵器を含め、専守防衛に必要な範囲をはるかに超える軍事力を発展させ、平和を愛する全世界の人々に「日本はいったい何をしようとしているのか」という警戒や懸念を抱かせている。

　われわれは先日、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利８０周年記念活動を開催した。８０年前、日本の軍国主義は侵略戦争を起こし、アジア諸国の人々に深い災難をもたらした。８０年後の今、平和を守ろうとする地域諸国の意思は一層強くなっており、日本の軍国主義の復活を決して許すことはない。われわれは日本に対し、侵略の歴史を深く反省し、アジア隣国と国際社会の安全保障上の懸念を確実に尊重し、軍事安全保障の分野で言動を慎み、過去の過ちを繰り返さないよう求める。