新華社シンクタンク、米国の認知戦に関する報告書発表

新華社シンクタンク、米国の認知戦に関する報告書発表

新華社 | 2025-09-07 23:57:15

新華社国家ハイエンドシンクタンクが発表した報告書「思想の植民地化-米国の認知戦の手段と根源、国際的脅威」。(昆明=新華社記者/陳曄華)

 【新華社昆明9月7日】新華社の政策研究組織「国家ハイエンドシンクタンク」は7日、雲南省昆明で開催中の「2025グローバルサウスメディア・シンクタンクフォーラム」で、報告書「思想の植民地化-米国の認知戦の手段と根源、国際的脅威」を発表した。報告書は米国による思想の植民地化の背後にある深い歴史的原因、複雑な実践体系、大きな国際的脅威を系統的に分析し、各国、特にグローバルサウス諸国に対し、思想の束縛から脱却し、文化的自信を取り戻し、文明の多様な姿を描き出すよう呼びかけた。

 報告書は、思想の植民地化には強制的な改造、悪意ある操作、密かな浸透、長期的な侵食など明確な特徴があると指摘。国際政治や経済、軍事における米国の覇権的地位は思想の植民地化を進めるための強固な前提条件であり、言語文化やマスメディア、学術研究などで持つ優位性はソフトパワーの基盤になっているとした。

7日、2025グローバルサウスメディア・シンクタンクフォーラムで、報告書「思想の植民地化-米国の認知戦の手段と根源、国際的脅威」を読む出席者。(昆明=新華社記者/高咏薇)

 また、米国による思想の植民地化には深い実践の基礎と明確な戦略配置があるとし、人工知能(AI)など新技術の発展と高度化に伴い、米国による思想の植民地化の手法はより隠蔽化され、攻撃範囲はより広がったと説明。平和を愛するすべての人々はそれを直視し、警戒する必要があるとの認識を示した。

 報告書は、米国による思想の植民地化が世界の平和と発展にもたらした深刻な悪影響を深く明らかにし、各国に対し、思想的従属から脱却し、独立自主の文明発展の新たな道を切り開く姿勢を保ち、文明の衝突ではなく融合を図り、交流と相互の学び合いによって対抗の固い氷を溶かすよう呼びかけた。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@news.cn までご

連絡ください。