6日、雲南省昆明市で開かれた「2025グローバルサウスメディア・シンクタンクフォーラム」の開会式。(昆明=新華社記者/胡超)
【新華社昆明9月7日】中国雲南省で5~9日の日程で開かれている「2025グローバルサウスメディア・シンクタンクフォーラム」は、6日の開会式で「雲南コンセンサス」を発表した。
コンセンサスは、グローバルサウス諸国は長年にわたり平和と安全を守り続け、国際社会に欠くことのできない建設的な力となりつつあると指摘。グローバルサウスのメディアとシンクタンクは架け橋としての役割を十分に発揮し、広くコンセンサスを形成し、正義の声を発することで、グローバルガバナンスにおけるグローバルサウスの代表性と影響力を高め、世界の平和と安定に知恵と力で貢献すべきだとした。
また、真の多国間主義を守り、グローバルガバナンスを改善することが、グローバルサウス諸国の共通利益にかなうと強調。メディアとシンクタンクは人類共通の価値を広め、共に協議し、建設し、享受するグローバルガバナンス観を唱え、分断ではなく団結、対抗ではなく協力、覇権ではなく公正を求める強い声を発し、国際秩序がより公正で合理的な方向に発展するよう推進すべきだとした。
フォーラムは新華社と雲南省共産党委員会・政府が共催し、110カ国・地域から260以上のメディア、シンクタンク、政府機関、国際・地域組織の代表約500人が出席した。