中国・モンゴル間で複数の生態プロジェクト締結

中国・モンゴル間で複数の生態プロジェクト締結

新華社 | 2025-09-04 14:09:45

 内モンゴル自治区オルドス市ハンギン旗のクブチ砂漠にあるオアシス。(6月6日、ドローンから、フフホト=新華社記者/李志鵬)

 【新華社フフホト9月4日】中国内モンゴル自治区フフホト市でこのほど、中国・モンゴル生態プロジェクト投資協力円卓会議が開かれた。第5回中国・モンゴル博覧会の一環で、両国の政府部門、専門機関と企業の代表80人余りが出席し、苗木育成拠点の建設、生態系修復・緑化などの分野で計5件、総額約6千万元(1元=約21円)の契約が締結された。

 内モンゴル自治区オルドス市ダラト旗のクブチ砂漠で防砂に取り組む作業員。(6月7日撮影、フフホト=新華社記者/李志鵬)

 内モンゴル自治区は生態系修復分野で豊富な経験を持ち、特に砂漠化対策で顕著な成果を収めてきた。2012年以降の造林完了面積は累計1億4300万ムー(約9万5300平方キロ)、砂漠化対策面積は累計1億8500万ムー(約12万3300平方キロ)で、モンゴルの取り組みに知見を提供している。

 内モンゴル自治区バヤンノール市臨河区にある国営新華林場の防砂・治砂・太陽光発電一体化スマート指揮センターで撮影した砂地植物の種。(6月5日撮影、フフホト=新華社記者/高巍)

 中国はここ数年、中国・モンゴル砂漠化対策協力センター(ウランバートル)を通じて生態系保護・修復実証エリアの建設を支援し、中国で確立した植樹・造林・砂防の技術とモデルを広め、モンゴルの「10億本植樹計画」に積極的に参画してきた。取り組みはモンゴルの環境改善に貢献し、両国のグリーン(環境配慮型)発展分野における協力深化に向け堅固な基盤を築いている。(記者/趙沢輝)

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