チベット族伝統衣装の継承と革新 中国西蔵自治区

チベット族伝統衣装の継承と革新 中国西蔵自治区

新華社 | 2025-09-04 14:56:31

 ラサ旧市街でチベット族の伝統衣装を着て写真撮影する観光客。(8月19日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 【新華社ラサ9月4日】中国西蔵自治区に伝わるチベット族の伝統衣装「ラサ服飾」が注目を集めている。2018年に自治区の無形文化遺産に登録され、伝承者による人材育成や現代的なデザインとの融合が進められている。

 学校の教室で作業する生徒と洛桑麦朗さん。(8月15日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 自治区ラサ市北部の雪堆白伝統手工芸術学校では、洛桑麦朗(ロブサン・モンラム)さん(60)が若い生徒に指導していた。1965年、昌都市パシュー県に生まれた洛桑麦朗さんは、83年にラサで衣装制作を学び始めた。当時の服飾は「画一的で色も単調だった」という。その後、同校でラサ服飾の制作技術を生徒に教える一方で、アムドやカムなど各地出身の生徒から地元の衣装制作の特色を学び取り入れ、技術を磨いた。2019年には自治区級無形文化遺産「チベット族服飾(ラサ服飾)」の代表的伝承者に認定された。

 洛桑麦朗さんと生徒が共に制作したさまざまなチベット族の伝統衣装。(8月15日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 洛桑麦朗さんが育てた生徒は100人を超え、現在は自治区各地で活躍している。無形文化遺産の技術を受け継ぐ一方で、現代的な美意識を融合させたデザインに挑戦し、伝統衣装の新たな可能性を広げている。(記者/晋美多吉)

 教え子が開いた店を訪れ、衣装制作の細かい工程を実演する洛桑麦朗さん。(8月15日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 教え子が開いた店を訪れ、衣装制作の細かい工程を実演する洛桑麦朗さん。(8月15日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 教え子が開いた店を訪れ、経営の状況を聞く洛桑麦朗さん(右)。(8月15日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 教え子が開いた店で昼食を取りながら質問に答える洛桑麦朗さん(右)。(8月15日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 第1回西蔵「衣脈相承」服飾文化ウイークのファッションショーで伝統衣装を披露するモデル。(1月5日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 第1回西蔵「衣脈相承」服飾文化ウイークで各種チベット族伝統衣装を披露する子ども。(1月5日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 ラサ市の八廊街で行われたファッションショーで、街を練り歩くモデル。(1月3日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 ラサ旧市街でたたずむチベット族の伝統衣装を着た観光客と、そばで休憩する地元住民。(8月19日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 ラサ旧市街でチベット族の伝統衣装を着て写真撮影する観光客。(8月19日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

 ラサ旧市街でチベット族の伝統衣装を着て写真撮影する観光客。(8月19日撮影、ラサ=新華社記者/晋美多吉)

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