中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京8月31日】米商務省が29日にインテル半導体(大連)、サムスン中国半導体、SKハイニックス半導体(中国)の3社を、米国製の製造装置などを個別の許可なく輸出できる「検証済みエンドユーザー」(VEU)リストから削除したことに関し、中国商務部の報道官は30日、米国の措置は利己的で、輸出規制を道具化しており、世界の半導体産業チェーン・サプライチェーンの安定に重大な悪影響を及ぼすとして「断固反対」を表明した。
報道官は次のように述べた。半導体産業は高度にグローバル化し、数十年の発展を経て、相互が深く依存する産業構造を形成している。これは市場の法則と企業の選択の相乗効果の結果である。中国は米国に対し、誤ったやり方を直ちに改め、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安全と安定を守るよう促す。中国は必要な措置を講じて企業の正当な権益を断固として守っていく。