【新華社西寧8月27日】中国青海省可可西里(ココシリ)の無人地帯にこのほど、チルー(チベットカモシカ)型ロボットが登場した。標高4600メートルの寒冷な青蔵高原で野生のチルーの群れに紛れ、2キロ離れた場所から遠隔操作によって、ぬかるみや斜面を自在に越えることができる。野生の群れに影響を与えず近くから観察や撮影を行うことで、国内のチルー行動研究に正確で信頼できる映像とデータを提供する。希少な野生動物と自然環境の保護にも役立つ。
チルー型ロボットには、ロボットメーカー、杭州雲深処科技の四足歩行ロボット「X30」が内蔵され、本物そっくりの外観の造形は蘇州白鹿鳴チームが手がけた。(記者/焦旭鋒、劉思録、郭依格、鄧寒思、史衛燕、杜笑微、張竜、王金金)