中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京8月25日】中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は25日の記者会見で、米高官による「中国は西半球で浸透を図り、資源を収奪している」との発言に関し、中国と中南米の協力は第三者の干渉を受けるべきでなく、地域諸国は協力パートナーを選ぶ権利があると表明した。
郭氏は次のように述べた。米側の言論は事実に反する陳腐なレトリックに過ぎず、米国の一部の人々の根強い冷戦思考と対抗思考を改めて暴露している。中国は長期にわたり、相互尊重と平等互恵、開放包容、協力ウィンウィンの理念を堅持し、中南米・カリブ海諸国と各分野で実務協力を行ってきた。中国と中南米の協力は互いのニーズ、双方の共通の利益に合致しており、現地の経済社会の発展を力強く促進し、地域の国と人々に心から歓迎されている。米国は長年にわたり、中南米やカリブ海地域への干渉と支配に全力を注いできた。覇権行為といじめ行為は誰の目にも明らかである。
中南米とカリブは誰かの「裏庭」ではない。中国と中南米の協力は第三者を対象としておらず、第三者の干渉を受けるべきでもない。地域諸国は発展の道と協力パートナーを自ら選ぶ権利がある。米国は挑発や離間をやめ、わざと事を起こすのをやめ、中南米・カリブ海諸国の発展に実のある貢献をすべきである。