深圳発着の中欧班列、発送貨物の累計30億ドル超す

深圳発着の中欧班列、発送貨物の累計30億ドル超す

新華社 | 2025-08-22 09:35:00

電子レンジや電気オーブン、コンセントなどを満載し、中東欧に向け出発した「湾区号」。(資料写真、深圳=新華社配信)

 【新華社深圳8月22日】中国広東省深圳市にある国際総合物流ハブセンターを18日、家電製品や電子製品を満載した「中欧班列(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)」がロシアに向けて出発した。深圳発着の中欧班列は同日、運行開始から5周年を迎えた。

 物流ハブの建設や運営を担当する深圳市深国鉄路物流発展によると、深圳国際総合物流ハブセンターを出発した中欧班列の累計運行本数は5年間で878本、貨物輸送量は8万5千TEU(20フィートコンテナ換算)を超え、貨物の金額は30億ドル(1ドル=約147円)以上となった。

 深圳発着の中欧班列「湾区号」の第1便は2020年8月18日、機械設備や電子製品を満載し、ユーラシア大陸を横断してドイツのデュースブルクへ向かった。

 同班列は運行開始からの5年間で、路線数が最初の1本から27本に増加。仕向地もドイツやチェコ、イタリア、ロシアなど47カ国・地域に広がり、発送貨物の金額も増加し続けている。

 多様化するニーズに対応するため、運営事業者は試行や模索を続け、ラオス向けの中老班列、中国とラオス・タイを結ぶ中老泰班列などの特色ある路線を次々と開業した。

 深圳発着の中欧班列がサービスを提供した企業は累計7千社を超える。粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)で生産される家電製品や電子製品、家庭用品、靴類などを沿線諸国・地域に輸送すると同時に、沿線諸国・地域の良質な製品を持ち帰り、双方向の貿易ルートを構築している。

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