中国外交部、731部隊の細菌戦「動かぬ証拠」 ロシアの文書公開受け

中国外交部、731部隊の細菌戦「動かぬ証拠」 ロシアの文書公開受け

新華社 | 2025-08-21 22:07:00

中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京8月21日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は21日の記者会見で、ロシアが中国侵略日本軍の731部隊による人体実験犯罪に関する機密解除文書を公開したことについて、日本の軍国主義が細菌戦を発動した事実には動かぬ証拠があり、否定も言い逃れもできないことが改めて示されたと強調した。

 毛氏は次のように述べた。中国を侵略した日本軍は第2次世界大戦中、国際法に公然と違反し、中国の人々に対しておぞましい細菌戦を仕掛け、残忍非道な人体実験を行い、人道に対する許しがたい大罪を犯した。ロシアが公式に発表した資料は、日本の軍国主義が細菌戦を発動した事実を裏付ける動かぬ証拠であり、否定も言い逃れもできないことを改めて示した。

 歴史を直視してこそ、尊重を得ることができる。歴史を鑑(かがみ)としてこそ、未来を切り開くことができる。過去を忘れないことでこそ、再び誤った道を歩むのを防ぐことができる。今年は中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利から80周年にあたる。われわれは日本が侵略の歴史を深く反省し、中国など被害国の人々の感情を真摯(しんし)に尊重し、軍国主義と徹底的に決別し、実際の行動によってその負の遺産を払拭し、歴史の過ちを繰り返さないよう促す。

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