7日、アルタシュ水利ハブプロジェクト。(ドローンから、ウルムチ=新華社記者/周佳誼)
【新華社ウルムチ8月20日】中国新疆ウイグル自治区カシュガル地区莎車(ヤルカンド)県霍什拉甫郷とクズルス・キルギス自治州阿克陶(アクト)県庫斯拉甫郷の境界に位置する阿爾塔什(アルタシュ)水利ハブプロジェクトは、山岳地帯を流れるヤルカンド川で実施されている重要な水利事業となっている。貯水容量は22億4900万立方メートル、年間発電量は21億8600万キロワット時に上る。
同プロジェクトは自治区内で最大規模の水利ハブとして、生態保全や洪水対策、かんがい、発電など多機能を備え、2021年8月の完成以来、タリム川本流へ毎年約3億3千万立方メートルの水を供給し続けている。長年悩まされてきたヤルカンド川の水害を根本的に解消し、年間約1千万人分の洪水防止予算を削減した。南疆(新疆の天山山脈以南)地域にクリーンな電力を安定供給し、地域の電力不足解消にも寄与している。(記者/楊林)
7日、アルタシュ水利ハブプロジェクト。(ドローンから、ウルムチ=新華社記者/周佳誼)
7日、アルタシュ水利ハブプロジェクト。(ウルムチ=新華社記者/周佳誼)
7日、アルタシュ水利ハブの貯水池。(ドローンから、ウルムチ=新華社記者/周佳誼)
7日、アルタシュ水力発電所。(ドローンから、ウルムチ=新華社記者/周佳誼)