【新華社杭州8月20日】中国浙江省杭州市余杭区でこのほど、区内初となる「低空バス(低空域モビリティーとしての空飛ぶバス)」ターミナルビル(ヘリポート)が供用を開始した。同区倉前街道に位置し、面積は35平方メートル。施設内ではチケット購入、搭乗、待機、乗り継ぎなどができるようになっている。
路線は杭州未来新湖センター、西渓湿地、西湖、湘湖など複数の主要スポットを経由する。同区の未来科学技術城から蕭山区の湘湖までは、陸路で40キロ以上の距離があるが、空路の開設により20キロ余りに短縮され、飛行時間もわずか8~10分となり、移動時間の大幅な削減につながった。
昨年末以降、杭州の「低空バス」は蕭山区湘湖、上城区銭江新城、余杭区未来科学技術城、臨安区錦城街道、紹興市稽山大禹陵など、各区域で相次ぎ路線が開通している。(記者/王懌文、宋立峰)