日本人の中国茶芸師、成都で中国の伝統文化を体験

日本人の中国茶芸師、成都で中国の伝統文化を体験

新華社 | 2025-08-14 20:43:45

9日、池内さん(右)に川劇の「水袖」の所作を指導する四川旅遊学院の日本語教師、江玉(こう・ぎょく)さん(手前左)。(成都=新華社記者/董小紅)

 【新華社成都8月14日】中国労働部(現在の人力資源・社会保障部)が認定した高級茶芸師の資格を持つ池内巴里さんがこのほど、CMAC(中国変面芸術センター)成都変面研修訪中団と共に四川省成都市を訪れ、巴蜀文化(四川省東部、成都盆地を中心に栄えた文化)を堪能した。

9日、茶芸演出家の陳昊先生と伝統茶器「長嘴壺」(注ぎ口が長いヤカン)を使った茶芸を練習する池内巴里さん。(成都=新華社配信)

 成都市青羊区にある清江社区無形文化遺産継承センターでは、劉磊(りゅう・るい)センター長と四川旅遊学院の日本語教師、江玉(こう・ぎょく)さんの指導の下、同省の伝統演劇「川劇」の典型的な動作を習った。赤い衣装を着た池内さんは、専門家の指導を受けながら、袖口についた長い白絹で感情を表現する「水袖」と呼ばれる所作を体験した。

10日、成都で川劇を学ぶ日本の訪中団。(成都=新華社配信)

 中国の文化が大好きで、これまで100回以上中国を訪れているという池内さんは「今回川劇を体験し、変臉(へんれん=仮面の早変わり)も見ることができ、とても充実していた」と感想を述べた。また日本人の中国茶芸師として最もうれしかったのは、四川独自の伝統茶器「長嘴壺」(注ぎ口が長いヤカン)を使った茶芸を体験できたことだと話した。長嘴壺の茶芸を日本に紹介し、より多くの日本人に四川文化の魅力を伝えたいと意気込んだ。

9日、茶芸演出家の陳昊先生と伝統茶器「長嘴壺」(注ぎ口が長いヤカン)を使った茶芸を練習する池内巴里さん。(成都=新華社配信)

 池内さん一行はその後、成都市の最新スポットを訪れ、一般の人々の文化や活気あふれる街の雰囲気を存分に味わった。(記者/董小紅)

10日、変面の王と呼ばれる毛庭斉先生(中央)と記念写真を撮る訪中団のメンバー。(成都=新華社配信)

10日、成都で川劇を学ぶ日本の訪中団。(成都=新華社配信)

9日、池内さん(右)に川劇の「水袖」の所作を指導する四川旅遊学院の日本語教師、江玉(こう・ぎょく)さん(手前左)。(成都=新華社記者/董小紅)

9日、錦江劇場の前で記念写真を撮る訪中団のメンバー。(成都=新華社配信)

9日、茶芸演出家の陈昊先生と記念写真を撮る池内巴里さん。(成都=新華社配信)

10日、変面の王と呼ばれる毛庭斉先生(中央)と記念写真を撮る池内巴里さん。(成都=新華社配信)

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