専門家が海洋科学技術イノベーションを提言 中国経済円卓会議

専門家が海洋科学技術イノベーションを提言 中国経済円卓会議

新華社 | 2025-08-14 09:13:45

広州海洋地質調査局の科学調査ふ頭に停泊する大洋掘削探査船「夢想」号。(広州=新華社記者/劉大偉)

 【新華社北京8月14日】中国国家海洋信息センターの李双建(り・そうけん)副主任兼研究員は、新華社が13日に配信した経済討論番組「中国経済円卓会議」に出演し、中国は海洋科学技術イノベーションと産業イノベーションの融合発展を通じて「深海への夢」の実現を加速させる必要があると述べた。

 李氏によると、中国は既に全水深有人装置をシリーズ化する製造能力を備え、「蛟竜(こうりゅう)」「海竜」「潜竜」の潜水艇3隻に代表される「三竜」装備体系を確立したと説明。深海採鉱分野では1300メートル級の採鉱全体連携システムの海洋試験を初めて完了し、深海生物遺伝子バンクの構築と産業化プロセスも加速させている。

中国経済円卓会議で発言する中国国家海洋信息センターの李双建(り・そうけん)副主任兼研究員。(北京=新華社記者/陳曄華)

 李氏は、深海体制・枠組みの改革を強化し、科学技術力を結集させ、深海に関する科学的認識や技術開発投資の拡大と産業との深い融合を進め、深海資源の市場化管理メカニズムの確立を促進する必要があると語った。

 深海のデジタル化やスマート化の融合発展を促進する必要があると提言し、深海資源の開発利用と生態環境保護を協調して推進する方針を堅持して、深海生物遺伝資源の保全、生態環境影響評価・能力の構築、技術移転において大国としての責任を果たし、GX(グリーン・トランスフォーメーション)による深海産業の質の高い発展をけん引していくべきだと語った。

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